民進党の国会議員は、希望の党への合流、無所属、そして枝野氏が立ち上げる新党の3つの流れに分かれそうです。
偽メール事件で民主党をじり貧に追い込んだ前原代表は、今度は民進党を事実上の解党へと追い込んでしまった感があります。
保守とされる自民党への対抗軸として、リベラルとされる民進党があった訳ですが、残したものは混乱だけだったように思います。
ではなぜ、民進党が支持を得られなかったのでしょうか。
その理由は多々ありますが、一つは自民党の本質を見誤ったからではないでしょうか。
自民党は保守政党と思われていますが、やっている政策は、実は左翼的なバラマキが多々あるのです。
最近でも、高等教育の無償化を打ち出したり、消費増税を堅持したりしており、これらは全て「大きな政府」へと繋がるものです。
まさに自民党の政策は民進党のお株を奪うものなのです。
真の保守政党は、本来「小さな政府」を目指すものです。
民間の力を最大限に引き出し、民間でできるものは民間で行い、政府は外交や防衛など、国でしかできないことに徹するというものです。
希望の党も「寛容な保守政党」と言っていますが、保守として見るべき政策が無いように思われます。
掲げている政策を、保守の観点でみると、幸福実現党が最も近いことが分かります。
幸福実現党は、日本で初めての本格的な宗教政党ではありますが、「真の保守政党」という側面も併せ持っています。