中国でスパイ活動をしていた米CIAの要員12人以上が、中国当局により殺害されたという報道がありました(※)。
時期は2010年から2012年の間で、米国の中国でのスパイ網が壊滅的な状況に陥った模様ですが、米国のスパイの情報がどのように中国側に漏れたかは米側も明確には分かっていないとのことです。
現在、米国内ではいわゆるロシアゲート疑惑で持ちきりですが、この報道が事実だとすれば、ロシアゲート疑惑の比ではない大きな問題であり、オバマ政権の大失態と言えます。
米当局は、二重スパイの疑いがある人物を特定したものの、明確な証拠は掴めなかったとのことです。
と言うことは、二重スパイが現在も米当局内にいる可能性や、米国の機密情報が漏れている可能性も捨てきれないということになります。
トランプ大統領は、北朝鮮問題で中国と協力する姿勢を見せていますが、「北朝鮮問題のその先に、中国の覇権阻止を念頭に置いている」と幸福の科学の大川隆法総裁が最近の説法で指摘しています。
権謀術数が渦巻く外交の世界のことですから、何があっても不思議ではありません。
であるならば、「中国は、そうしたトランプ政権の危険性を感じ取り、現在はトランプ政権と協力する姿勢を見せておきながら、トランプ大統領の追い落としを図るために裏でロシアゲート疑惑を仕掛けてはいないのだろうか・・・」とあらゆる事態を想定せざるを得ません。
※:5月21日付読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/world/20170521-OYT1T50090.html?from=ytop_main4