群馬・新潟両県の自衛隊演習場で、米海兵隊のオスプレイが本州としては最大の6機が参加する合同演習が行われています。
今回の演習は、日米の連携を強化する上で重要であるだけでなく、沖縄の基地負担の軽減にも資するものです。
今回の演習について、オスプレイの参加に批判的なある地元有力紙は、14日の朝刊で、「(地元が)北朝鮮の標的にならなければいいが」という住民の声を紹介しています。
北朝鮮が弾道ミサイルを4発同時に日本海に向けて発射したばかりとはいえ、輸送機であるオスプレイが演習に参加したからと言って、その演習場が北朝鮮の弾道ミサイルの標的になることなどあり得ないことくらい、その有力紙も分かっているはずです。
にもかかわらず、わざわざこうした住民の声を紹介するということは、「オスプレイはとにかく危険である」というレッテルを貼って、世論を誘導したいという意図を感じます。
左翼の論調として、「米軍基地があるから北朝鮮や中国の標的になる。だから米軍は出ていけ」というものがありますが、今回もまさにこの論調です。
しかし、それは「警察署があるからギャングの標的になる。警察は出ていけ」と言っているようなものではないでしょうか。
本来、悪意を持って我が国を害そうとしている勢力から我が国を守っているものを排除する試みは、日本を外国の隷属化に置こうとしているようなものです。
感情的にオスプレイに反対するのではなく、冷静に判断する必要があります。