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2017/03/12【改めて霊的人生観の大切さを知る】

 東日本大震災から6年を迎えました。
お亡くなりになられた方のご冥福を改めて心よりお祈りするとともに、ご遺族の方には心よりお悔やみ申し上げます。

 東日本大震災では、死者・行方不明者が1万8千人余り、関連死を含めると2万2千人近くの方が犠牲になりました。
亡くなられた方ご本人には無念の思いがあったと思いますし、ご遺族の方の中には、震災から6年が経過してなお、愛する人の死を受け入れられない方も少なくないと聞きます。

 また、余りにも多くの方が亡くなった東日本大震災では、家族や知り合いに犠牲者がいなくても、「死」いうものを考えさせられる機会になったという方も多いのではないでしょうか。

 やはり、霊的人生観の大切さを改めて感じます。
正しい霊的な知識を持つことができれば、「この世」と「あの世」のことが理解でき、漠然とした死の恐怖から逃れることができ、前向きな生き方に繋がります。

 日本人は、霊的な考え方や宗教的な考え方を裏側に閉じ込めようとする傾向がありますが、震災を契機にしてそうした考え方の有用性を見直す動きが広がっています。

 「人間の本質は、神仏によって創られた霊的存在であり魂である。
この世に生まれ、さまざまな経験を通じてつかんだ学びを持ってあの世に還る。
その繰り返しのなかで、人間は魂の向上を目指している」という人生観を持つことが大切であると考えます。