本州で初となる米海兵隊のオスプレイが本格的に参加する日米共同訓練が、群馬県や新潟県などで始まりました。
この共同訓練に先立って左翼系の団体などが、オスプレイは危険であるとして、飛行に抗議するデモを行っています。
しかし、オスプレイは突出して事故件数の多い機体ではありません。
一般的な航空機と異なる機構を持ち、開発段階で事故が相次いだことにより、危険というイメージが付いたようです。
それを、日米安保に反対する勢力などが利用しているように思えます。
例えば、過日、長野県の防災ヘリが墜落し、9名の方が亡くなるというたいへん痛ましい事故がありました。
その同型の「ベル412」と言われるヘリコプターは、日本の国交省の事故調査委員会の対象となる事故をここ10年で6件ほど起こしており、原型の機体を含めると2000年以降で10件の事故が報告されています。
にもかかわらずベル412の飛行に反対するデモは行われていません。
ベル412は信頼性が高く非常に安全な機体として、自治体などで50機以上が使用されています。
このことは全くと言っていいほど報道されてはいません。
ですから、比して、オスプレイの飛行反対のデモは、言い掛かりのようにも見えます。
米海兵隊のオスプレイは日本の安全保障にとって重要な役割を担っており、自衛隊との共同訓練に参加することは、日米双方にとって有益です。
本州での訓練は、沖縄の負担軽減にの繋がるので、今後も着実に実施すべきと考えます。