激戦が伝えられている中で、米大統領選が始まりました。
大勢は日本時間の9日のお昼頃に明らかになる見通しです。
どちらの候補者も有能な人物だとは思いますが、どちらが大統領になっても、日本は対応を迫られるのではないでしょうか。
トランプ氏は言わずもがなですが、オバマ大統領の路線を踏襲すると見られているクリントン氏であっても、選挙中の同盟重視の言葉とは裏腹に、過去の言動を踏まえれば、日本を差し置いて中国に接近する可能性が大いにあります。
また、対中国を考えた時に、日本にとってロシアの存在は大きいのですが、現在、欧米とロシアとの関係は険悪です。
そのロシアとの関係改善を期待できるのはトランプ氏のほうではないでしょうか。
プーチン大統領は、表向き米国の選挙には中立ですが、過去にはお互いを認めるような発言をしています。
一方で、今回、米国の有権者は内向き志向が強いと言われています。
相対的に影響力が弱まっているとは言え、米国は依然として世界のリーダー国家です。
米国民には、世界のリーダー国家であるという視点も持って投票に臨むことを祈りたいと思います。