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2016/10/26【基地建設抗議活動の実態】

 在沖縄米軍のヘリパッド建設現場の警備にあたっていた警察官が、建設工事に反対して抗議していた人に差別的な発言をしたとして問題となりました。

 マスコミの報道からは、抗議活動をしている現地の人々に対して、警察側が公権力にものを言わせて一方的に差別的な発言をして警備していたかのような印象を受けた人も多いのではないでしょうか。

 しかし、現地の実際の様子は、抗議している側も汚い言葉を浴びせかけるなど、極めて異常な空間だということです。
こうした実情は、マスコミからほとん聞かれず、大手紙では唯一、産気新聞が「反対派の機動隊員に対する罵詈雑言を聞いたことがあるか?」と題して、抗議する側の問題点を指摘している程度ではないでしょうか(※1)。

 こうした中、ネット・オピニオン番組「THE FACT」が、現地の実情を伝える動画を配信しています(※2、※3)。
映像からは、罵詈雑言どころか極めて暴力的に抗議活動を行っている様子が伝わってきます。
しかも、抗議活動には沖縄県以外から来たいわゆるプロ市民が加わっているとのことです。

 警察側は、こうした厳しい現場にもかかわらず、むしろ抑制的に警備にあたっている様子が見て取れます。

 沖縄が経験した歴史を踏まえれば、過激な抗議活動も仕方ないとする風潮もあるようですが、理由があればヘイトスピーチや暴力まがいの行為も許されるという訳ではないはずです。

※1:10月20日付産経新聞http://www.sankei.com/politics/news/161020/plt1610200026-n1.html
※2:https://youtu.be/snc4jV_uGII
※3:https://www.youtube.com/watch?v=aj_uqOzSDvQ