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2016/10/20【沖縄で公然と行われるヘイトスピーチ】

 在沖縄米軍の北部訓練場にヘリパッドを増設する工事に抗議する人に対し、現場の警備にあたっていた警察官の一人が、差別的な発言をしたとして問題となっています(※)。

 現場では、過去に逮捕者が出るなど平和的とは言えない中で抗議活動が行われており、警備にあたる警察官も過酷な状況におかれ苦労されていることは間違いありませんが、沖縄の人対する差別的な発言があったとすれば、遺憾な行為であり反省しなければなりません。

 一方、反米・反基地の運動を展開している活動家には、米軍人に対するヘイトスピーチに該当するような汚い言葉を、公然と発して抗議している様子を目にします。
 

 例えば、沖縄の米軍基地前で、通勤する米軍人やその家族に対して、拡声器を使用して、活字にすることがはばかれるような言葉を浴びせかけています。
また、基地のフェンスに、自らの主張を記した横断幕などを張り付け、それを地元の有志などが撤去しても、また張り付けるといった行為が繰り返されています。

 米軍基地があることによる沖縄の負担の大きさは理解できますが、在日米軍は沖縄を含む日本の安全保障の一翼を担っていることは事実であり、少なくとも米軍人は地域の安定を担っているという意識を持って任務にあたってくれているのです。

 そうした米軍に対するヘイトスピーチは、いくら抗議活動と言っても度が過ぎているのではないでしょうか。

 今回の件で、沖縄県の翁長知事は、警察対して抗議する姿勢を示していますが、基地反対派のヘイトスピーなど度が過ぎた抗議活動も、止めさせるべきではないでしょうか。

※:10月19日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20161019/k10010735151000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_022