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2016/06/30【中国の人権や民主化への取り組みを促すために】

 イギリスの国民投票によるEU離脱の結果を受け、スコットランド自治政府は、EU残留に向けてEU側と協議するとの報道がありました(※1)。
 

 この報道が事実だとすると、EUが、その国の政府とではなく、頭ごなしに一自治政府と協議するということに違和感を覚えます。
スコットランドでは、一昨年の住民投票でイギリスからの独立が否決されていますし、スコットランドの住民も今回の国民投票に参加しているのですから、民主主義のあり方をもう一度考える必要があるかもしれません。

 一方で、中国が侵略したチベットやウイグルなどでは、「自治区」という名を冠してはいるものの、事実上、自治権はありません。
もちろん住民投票で独立の賛否を問うなどということも有り得えません。

 チベットやウイグルなどでは、現在も中国政府による過酷な弾圧が続いているとのことですが、国際社会はなんら有効な策を講じられずにいます。

 こうした中で、世界的な人気歌手のレディー・ガガさんが、チベットの高度な事実を求めているダライ・ラマ14世と面会しています。
ガガさんが面会するということ自体が、チベット問題が存在しているということを世界にアピールすることになります。

 しかし、こうした行動が中国政府の反発を招くことは明らかですから、ガガさんの勇気は評価に値すると思います。
実際、早速、中国政府は、国内メディアに対し、ガガさんの曲の放送を直ちに停止するよう通達を出したと報じられています(※2)。

 対して、自民党政権をはじめとする歴代の日本政府は、中国政府の人権や民主化への取り組みについての批判が弱腰でした。
ですからここでも、国会の場に正論を貫ける幸福実現党が必要とされているのではないでしょうか。

※1:6月29日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20160629/k10010575921000.html?utm_int=all_side_ranking-access_001
※2:同産経新聞http://www.sankei.com/world/news/160629/wor1606290032-n1.html