沖縄で起きた殺人で米軍族が逮捕された事件に対する大規模な抗議集会が那覇市で開かれました。
集会では、米海兵隊の撤退を求める決議などが採択されました。
この集会に沖縄県の翁長知事が参加しており、翁長氏は、従来の「辺野古移設阻止」から、「米海兵隊撤退」に主張を強めたと取られても仕方がありません。
ただ、この集会には、特定の政治的な主張の色彩が強いとして沖縄県議会野党の自民会派などは参加していませんし、同様に県内の多くの首長も参加を見送っています。
このことから、翁長氏の言う「オール沖縄」や「県民の総意」からは、現実がかけ離れているように見えます。
もちろん、今回のような残虐な事件に対するご遺族の心情を思えば、在沖米海兵隊の撤退を求める気持ちも理解できない訳ではなりません。
しかし、沖縄から米海兵隊がいなくなったらどうなるのか、冷静に考える必要があります。
中国は、沖縄と台湾を含む東シナ海と南シナ海を自身の勢力下に置くことを当面の目標としていることは明らかです。
中国が侵略したチベットやウイグルを見るまでもなく、香港を見れば、中国の勢力下に入るということは自由や基本的人権が制限されるということが分かります。
ですから、政治はそうしたことも踏まえて沖縄の問題に責任を持つべきですが、自公政権は選挙でこの問題に深入りしようとしませんし、民進党に至ってはこの問題の発端を作ったにもかかわらずだんまりを決め込んだままです。
来る参院選に向けて地元沖縄でこの問題に対して保守的な立場で孤軍奮闘しているのが、幸福実現党の金城タツロー氏です(※)。
ぜひ応援したいと思います。
※:「金城タツロー・ブレずに、一直線・幸福実現党」https://youtu.be/fVgvIfTteBY