憲法記念日にあたり、日本国憲法改正の必要性について考えてみたいと思います。
結論から言えば、戦後70年が経ち現行憲法では時代に合わない部分が多く様々な弊害が生じているので、改正するべきだと考えます。
よく言われるのが第9条です。
第9条は戦争放棄を謳っているにも関わらず、政府は「自衛のための戦争まで放棄したわけではない」という解釈をしています。
また、その第2項には「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と書いているに関わらず、現実には自衛隊が存在しています。
日本国民の規範となるべき憲法に、嘘が書いてあったり、本音と建前を使い分けることが前提であったりして良いはずがありません。
現行憲法を素直に読めば、本当は、自衛隊は違法であり、日本国民には自衛権さえないのです。
しかし、中国や北朝鮮の振る舞いを見れば、中国や北朝鮮が憲法前文にある「平和を愛する諸国民」にあたらないことは明白です。
最近でも、4月30日に日本の外務大臣が訪中した際に、毎年大幅に軍事費を増大させここ10年で4倍近く不透明な軍備拡大をしておきながら、中国の外相は「中国脅威論を言いふらすな」と日本側を恫喝するような有様です。
中国内では、「日中戦争を踏まえれば中国には日本を占領する権利がある」と唱える過激な世論もあると聞きます。
こうした日本を取り巻く情勢を見れば、中国や北朝鮮に悪を犯させないためにも、抑止のための戦力を整えると同時に、憲法を改正して法的にも明確に国防のために権利を謳うべきであることが分かります。
更に、幸福の科学の大川隆法総裁は、4月に京都で行われた講演会「歴史の先駆者となるために」で、第9条を第13条の幸福追求権の観点から「異常なる外国から不当な侵害を受けて、国民の生命・安全・財産、領土・領空の安全も含めて、これが一方的に侵害されたりしないで、恐怖から免れて幸福を目指して生きる権利があるのだということを知っていただきたい」と述べ、その不備を指摘しています。
条文同士の関わりでも齟齬のある現行憲法は、早急に改定すべきと考えます。