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2016/02/22【TRUTH YOUTH】

 NHKスペシャル「新・映像の世紀 若者の反乱が世界に連鎖した」という番組がありました。
1960年代を既存の政治体制に対する若者の反乱を通して描いた番組です。

 選挙権年齢が18歳に引き下げられたことを受けて、若者の政治意識を高める上で一助となるのであれば、タイムリーな企画と言えるかもしれません。

 一方で、一つの時代をどういった切り口で切るかによって、見方は変わるものです。
例えば、1960年代は若者の反乱だけに象徴されるわけではありませんし、当時、全ての若者が1つの考え方に沿って行動したわけでもありません。

 もしも、こうした番組を通して、既存の政治体制に対する反乱を焚き付けようとしているのであれば問題です。

 若者の政治活動としては、シールズといった安保法制に反対し最近では辺野古移設反対や反原発を訴える団体にのみ注目が集まっていますが、私の周囲の若者たちや各種世論調査を見ても、「今の若者の考え=シールズの考え」で無いことは明らかです。

 自虐史観の強い学校教育の中で育てば、あらゆる戦争的なものを遠ざけたい気持ちが強くなることは理解できますが、一党独裁で、かつ軍事的な拡張を続けている国家が日本の周囲にあるという現実を踏まえて冷静に判断すれば、平和を守るためには力の均衡による抑止力を無視することはできないということが分かります。
誰もが戦争よりも平和が大切であることに異存はないはずですが、その上でそうした現実的な判断ができる若者もたくさんいるのです。
自国だけではなく世界の平和に対しても責任を持てる国へと日本を変えていく気概を持った若者が増えていくことに期待したいと思います。

【参考】:幸福実現党・若者サイト「TRUTH YOUTH」http://truthyouth.jp/