沖縄南方で活動中の中国海軍艦艇の艦載ヘリコプターが、海上自衛隊の護衛艦に異常接近しました。これに対して、外務省は「危険な行為」として中国側に抗議したと報じられました。
中国海軍艦艇の艦載ヘリによる異常接近は8日に次いで2度目です。意図的な示威行為の疑いもあります。
最初の接近は8日。東シナ海で警戒中の護衛艦「すずなみ」に、中国艦載ヘリが90メートルまで接近。2度目は21日、沖縄南方の公開上で護衛艦「あさゆき」から90メートルに接近した上に、護衛艦の周辺を2周しました。2度目は、初回よりも明らかに挑発的な行動がうかがえます。
外務省は最初の接近で当日夜に防衛省から連絡を受けたものの、岡田外相の弁では「抗議すべきか慎重に検討」していたため、中国側に事実確認を求めたのが4日遅れの12日でした。
しかし、日本政府の対応は大いに問題があります。外務省の抗議は当然のこととして、最初の接近に対する対応は4日も遅れました。鳩山首相は日中首脳会談で、この問題を回避しました。
現政権の最大の問題点が露呈しました。有事に対する判断力・決断力の欠落です。現政権が非難を浴びている「優柔不断さ」は、とうとう国民の生命・安全・財産を脅かす結果を招きました。
本来は、言語道断の危険な挑発行為として、直ちに決然とした態度を示さなくてはならないはずです。なぜならば、国民の生命・安全・財産を守ることが国家政治の判断基準であるからです。
安全で安心な生活のために、私、高木よしあきは、こうした政府の外交・国防態度を変えたいと思います。皆様のご支援をよろしくお願い申しあげます。