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2015/08/30【消費税の再増税の中止を】

 中国発の世界同時株安が何とか落ち着きを取り戻したのも束の間、総務省が発表した7月の消費支出が大方の予想を裏切り2か月連続でマイナスでした(※)。
4月~6月期のGDPも3期ぶりにマイナスでしたから、日本経済はなかなか躍進できない状況が続いています。

 安保法制関連の審議で支持率が低下した安倍政権ですが、先に発表した安倍談話で若干の支持率の向上を見たものの、頼みの経済運営がうまくいかないのであれば、更に支持率を落とす可能性があります。

 大企業を中心に賃上げの動きも聞こえてきますが、それが消費支出の拡大に結び付いていないのには、将来に対する不安があるからではないでしょうか。
具体的には、来年4月に消費税率が10%に増税されることです。
増税という将来の支出増が分かっていながら、なかなか安心して消費を増やすことはできません。

 日本経済への影響が小さい今のうちに、来年4月の消費税再増税の実施を再考すべきではないでしょうか。

※:8月28日付読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150828-OYT1T50016.html
【参考】:大川裕太著『幸福実現党テーマ別政策集 2 「減税」』幸福の科学出版http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1442