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2015/05/27【二度目の冷戦に備えよ】

 中国は、国防白書にあたる「中国の軍事戦略」を発表しました。この白書から、中国が軍事力を背景に自国の国益を守るとする意志を鮮明にしていることが分かります。

 産経新聞は、この白書について、「“新冷戦時代”の到来を意識したものだ」とする中国の軍事専門家の指摘を紹介しています(※1)。

 「新冷戦時代」ということに関して、既に幸福の科学の大川隆法総裁は、この4月に沖縄で行った法話で、「新たな冷戦」、「二度目の冷戦」として、中国の覇権的な拡張に備えなければならないと警鐘を鳴らしています(※2)。

 中国が守るべき国益とは、「米中により太平洋をハワイで2分割する」という言葉から分かる通り、最終的に太平洋の半分を自国の勢力下に治めることと言えるのではないでしょうか。
海軍力の急激な増強、尖閣諸島での執拗な領海侵入、南シナ海での新基地建設など、中国の行動を見れば、沖縄から米軍を撤退させることは、沖縄のみならず東アジア全体が中国の勢力下に置かれることに繋がります。

 米国でも、中国の拡張を一段の懸念事項として認識し、対中戦略を練り直す空気が広まりつつあります。
こうした中で訪米し辺野古移設反対を訴える沖縄県の翁長知事と共産党所属の沖縄県議を長とする同行訪米団は、米国から中国の補完勢力と見られても仕方がないのではないでしょうか。

 私たちは、中国から、自由や民主主義、そして平和といったものをどう守っていくのか真剣に考えなければならない時に来ています。

※1:5月26日付 http://www.sankei.com/world/news/150526/wor1505260048-n2.html
※2:大川隆法著『真の平和に向けて 沖縄の未来と日本の国家戦略』幸福の科学出版http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1464