9月10日から16日は自殺防止週間です。
私も有志24名と神戸市内で自殺を減らそうキャンペーンを行いました。
兵庫県内の自殺者数は、昨年1,180人と前の年よりも45人減り、近年は減少傾向にあるものの依然として多くの人が自ら命を絶つという大変悲しい結果が出ています(※)。
自殺の理由は人ぞれぞれであり、ご本人は本当に苦しい思いで死を選んだものと思われます。しかし、自殺者数が高い水準のままである背景には、霊的な知識の不足があるのではないでしょうか。
霊や魂と言ったものを否定し、人間の心や精神は脳の作用でしかないとする考え方を科学的だとする風潮がありますが、そうした風潮が「苦しければ死ねばいい」とする考え方を生んでいるのではないでしょうか。
「肉体が滅んでも魂は残る」という霊的な人生観、あるいは霊的真実と言っていいかもしれませんが、そうした考え方に基づけば、なぜ自殺がいけないのかが理解できます。
現実に、医学的には脳が停止している状態でも、本人は夢を見ていたかのように精神的な作用があったということが数多く報告されていることからわかるように、「脳=心」ではなく、肉体とは別に魂や霊といったものがあると考えた方が真に合理的です。
人間の本質は魂であり、この世とあの世を生まれ変わりながら人生修行をしているのです。
神仏から与えられた貴重な修行の機会を自ら放棄することになる自殺は明確に悪いことなので、死んでも決して楽にはなれないという霊的な真実を啓蒙し、霊的人生観を持つ方々を増やしていくことが、自殺防止週間の目的であると思います。
※:兵庫県の自殺の状況http://web.pref.hyogo.lg.jp/kf09/jisatunojyoukyou.html