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2014/07/17【日米同盟の強さが韓国の安全保障に与える影響】

安倍首相が、朝鮮半島有事の際に在日米軍基地からの米軍の出動について「日本が了解しなければ韓国に救援に駆け付けることはできない」と述べたことに対し、韓国側から反発の声が上がっています(※)。

 
韓国側は、朝鮮半島有事に際し日本政府の意向の如何に関わらず、在日米軍は自動的に朝鮮半島に投入されると見ているようです。

この韓国側の主張に沿って、北朝鮮の立場から見ると、在日米軍基地が韓国支援の拠点となるばかりか直接的な戦闘への出撃拠点ということになり、当然、在日米軍基地は攻撃対象になります。

そうなると、朝鮮半島有事の際は自動的に、日本が戦争に巻き込まれることになってしまいます。

 
私は、日本は朝鮮半島有事の際に韓国を助けるべきと考えています。

しかし、現在のような韓国による一連の反日的な活動に対する、日本の左翼以外のマスコミの論調を鑑みれば、日本の世論が韓国を助けることに、一時的にでも消極的になる可能性があるのではないかと懸念もしております。

 

特に、集団的自衛権の行使容認に反対の立場の人は、日本が戦争に巻き込まれることへの懸念を反対の理由としていますが、こうした世論が強まれば、朝鮮半島有事の際に在日米軍の使用に反対する声が強まることは必至です。

 
日本の集団的自衛権は日米同盟を強化するものです。

韓国側は、日本政府による集団的自衛権行使容認に反対の立場ですが、それは韓国自身の首を絞めることになります。

日米同盟の強さが韓国の安全保障に影響を与えるということを理解すべきだと考えます。
※:7月17日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/world/news/140717/kor14071711040001-n1.htm