来日したフィリピンのアキノ大統領は、安倍首相と会談し日本の集団的自衛権の行使について、「国連の平和維持活動で同盟国の部隊が攻撃を受けた場合に、日本がその能力で他者を救援することは、必ずやメリットのあることだ」とし、「平和、安定、相互繁栄という目標達成に近づくならば警戒の念は抱かない」と述べ、日本の集団的自衛権の行使を支持しました(※1)。
中国は、南沙諸島で挑発的に勢力拡大を図っており、反発するフィリピンに対し、軍事的に威圧するとともに経済的な圧力を掛けています。
中国に比して国力に劣るフィリピンは、一度フィリピンから撤退した米国に対し再度軍事協力を求めるとともに、日本に対しても期待を寄せているのです。
今春、日本の外務省が行ったASEAN諸国に対するアンケートで、「最も信頼できる国はどこの国か」という問いに、日本33%、米国16%であったのに対し、中国5%、韓国2%という結果が得られ、ASEAN諸国の日本に対する期待の大きさが伺えます。
中韓は、日本の集団的自衛権の行使などを念頭に、「日本の右傾化を国際社会が警戒している」などとしていますが、実際は、中韓の主張は正しくなく日本に対する牽制でしかないことが分かります。
日本は、戦後、一国平和主義を貫いてきたとも言えますが、別の見方をすれば、国力に見合った貢献をしてこなかったとも言えるのではないでしょうか。フィリピンは、日本と同じ民主主義の国です。
「日本には日本の国際貢献のやり方がある」などと逃げるのではなく、悪に対しては敢然と立ち向かう気概を持って、国際貢献の面からも相応の役割を果たす責任があることを認識すべき時に来ていると考えます(※2)。
※1:6月24日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140624/plc14062416520022-n1.htm
※2:公開霊言抜粋レポート「日本はアジアの秩序を守り、繁栄をつくれ」日蓮聖人の霊は集団的自衛権を認めない日蓮宗信徒に一喝http://the-liberty.com/article.php?item_id=7927