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2014/06/12【自衛隊員の方々は平時から命を掛けている】

6月11日に行われた党首討論で民主党の海江田代表は、集団的自衛権行使に関連したシーレーンでの機雷の掃海活動への参加について、「油のために自衛隊員に命を捨てろと言うのか」と安倍首相にただしました(※1)。

こうした発言が公党の党首から聞かれると残念な気持ちになります。

 

なぜならば、原発が停止している日本にとって化石燃料の輸入は死活問題であるということはもとより、実は、自衛隊の隊員の方々は平時においても命を掛けて任務にあたっているからです。

東シナ海の公海上空では、同日も、監視飛行をしていた自衛隊の航空機に、中国軍の戦闘機が異常接近するという事件が起きました(※2)。

同様の事件は、2週間以上前にも起きており、中国軍の行動は国際常識を無視したものです。

中国軍のこうした行動は多数報告されており、中国指導部の意図が反映された行動ばかりではなく、現場の軽率な行動であるとの指摘もあります。

 

これが事実であるならば、中国軍は日本や欧米と比較して統制がとれていない軍隊ということを意味します。

しかも、中国軍の戦闘機パイロットの技量にも疑問があります。

 

2001年には、南シナ海の公海上空で、米軍の電子偵察機に異常接近した中国軍の戦闘機が空中衝突するという事件を起こしています。
こうしたことから、中国を対象に公海上空で監視飛行をする際も、自衛隊が如何に緊張感を持って任務にあたっているかが分かると思います。

 

自衛隊員は、不透明な軍事的な拡張を続ける中国軍から日本を守るために、日ごろから命を張っているのです。

集団的自衛権行使容認は、中国軍の軽率な行動から、自衛隊員を守り、ひいては日本国民を守るための抑止力を強化するものなのです。

 

※1:6月11日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140611/k10015150131000.html
※2:同産経新聞http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140611/plc14061117530014-n1.htm