安倍首相は、14日の参院予算委員会で、安倍内閣で河野談話を見直すことは考えていないと述べました（※１）。

河野談話は、日本政府が従軍慰安婦の存在を認めているとみなされるため、歴史的事実からすれば当然見直すべきものです。

安倍首相自身も、予てから見直しに言及してきたにもかかわらず、見直さないと明言したことはたいへん遺憾です。

今回は、米政府から日韓関係改善に向けて圧力があったにせよ、韓国に対し誤ったメッセージを送ったことになりかねません。

韓国は、自身の考える歴史認識について日本に対し妥協を示していませんし、世界中で慰安婦像を建てる動きを見せるなどして従軍慰安婦に関する捏造した歴史認識を喧伝しています。

こうした韓国の動きは更にエスカレートし、長崎市の平和記念公園に事実に反した反日的な原爆慰霊碑を立てようとまでしています（※２）。

韓国の朴大統領は、今回の安倍首相の発言に対し、前向きな評価を示していますが、こうした韓国による反日外交攻勢が功を奏して安倍首相から譲歩を引き出したと認識すれば、一旦は韓国も譲歩する姿勢を見せるかもしれませんが、後に一層反日外交を活発化させる可能性も考えられます。

気骨ある日本の政治家であれば、事実は事実として筋を通すべきでしょう。

過去の韓国政権から分かるように、日本が韓国に配慮したとしても、その配慮を嵩にかかって日本を攻撃してきます。

こうした悪習は裁たなければならないのです。

※１：３月14日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140314/plc14031412340009-n1.htm

※２：【ザ・ファクト】「【長崎発】韓国の原爆慰霊碑、その反日的内容とは？」http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=KssxWcwiPAw