東京都知事選の最中です。
2020年に東京オリンピックの開催が決まった中で、どのような資質をもった方が都知事に相応しいのでしょうか。
まず、東京都の年間予算は6兆円余りにものぼります。
これだけの予算に対する権限を持つ首長だからこそ、東京都知事には、東京や日本を豊かにする力を持った人がなるべきなのは当然のことです。
別の言い方をすれば、お金の使い方が分かっている人がなるべきです。
そもそも、お金というものは本来、価値中立的なものであり、その使い方によって善にもなり悪にもなるものです。
金銭欲に囚われて人生を翻弄されてはなりませんが、一方でお金を否定していては富や繁栄を得ることはできません。
左翼的な考えの中には、大企業を敵視し、富の創出を十分に考えないまま、弱者救済を名目にバラマキをする傾向がありますが、その考え方の行きつく先は「貧しさの平等」です。
これまで、オリンピックに対して、無駄遣いとか、弱者を顧みないイベントとか、様々な声があがりがちです。
しかし、東京や日本が目指すべき姿は「貧しさの平等」ではないはずです。
そう考えるならば、東京には到来しているオリンピックの開催は、日本国としての、更なる飛躍のチャンスが到来しています。
そのチャンスを生かせるか否かは、リーダーの手腕が大きく影響するのではないでしょうか。