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2013/10/28【国家としての大道と気概を示すとは】

10月27日付の産経新聞によれば、中国軍の爆撃機などが、3日連続で沖縄本島と宮古島の間の上空を往復飛行しました(※1)。

中国政府は、東シナ海での中国軍の行動を「抑制的」としているとしていますが、実際は威嚇の度合いを一層エスカレートさせていることが分かります。

こうした中国軍の活動を意識してか、安倍首相は自衛隊の観閲式で、「防衛力は存在だけで抑止力となるといった従来の発想は捨て去らないといけない」と歴代の首相に比べて一歩踏み込んだ発言をしました(※2)。

この安倍首相の発言は、中国の脅威を正しく理解しているという意味で評価できるものです。

一方で、安倍首相は、秋の例大祭での靖国神社参拝を見送りました。

これは、中国の圧力に屈したとも受け取れ、安倍首相の志が定まっていないことを示しているのではないでしょうか。

大川隆法総裁による吉田松陰の霊言によると、安倍首相は第一次安倍政権では人の言うことを聞かずに失敗したため、今政権では長期政権を目指して、人の言うことを聴くふりをして「調整型の政治」「待ちの政治」に乗り換えたと喝破しています(※3)。

妥協を繰り返す政治は、従来の日本の政治手法そのものです。

日本にとって、従来の延長線上にあるものは衰退であり、場合によっては国家存亡の危機を迎えます。

安倍首相は、最初の志に立ち返って日本を正しく導き、内外に国家としての大道と気概を示していただきたいと思います。

※1:10月27日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131027/plc13102719540010-n1.htm

※2:同http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131027/plc13102710450004-n1.htm

※3:大川隆法総裁 公開霊言抜粋レポート「吉田松陰は安倍政権をどう見ているか」http://the-liberty.com/article.php?item_id=6776