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2013/10/11【原発再稼働申請容認の背景】

新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働問題で、東京電力が安全審査申請を行うことに強く反対していた新潟県の泉田知事が、先月末に一転して申請を容認する決定を下したというニュースがありました。

柏崎刈羽原発の再稼動には今後いくつもの関門がありますが、泉田知事の今回の容認で、再稼働に向けて一歩踏み出したことは事実です。

泉田知事は、東京電力批判を繰り返すなど、強硬な原発再稼動反対派と見られていました。

実際、3選を果たした前回の知事選挙では、原発に対するこうした姿勢が評価され、社民党が推薦まで行っていたほどです。

今回の泉田知事が容認に転じた背景には、原発設備の改修など知事が示した条件を東京電力側が飲んだことや、地元経済に与える影響を考慮せざるを得なくなったなどがあるようです。

加えて、あまり報道されていませんが、幸福実現党が中心になって、崎刈羽原発再稼働を求める署名を集め、新潟県議会に数万人分の署名を提出し、議会を動かすことに繋がったことも大きいと言えます。

先の衆院選でも、保守系の政治家は、本音では原発の必要性を訴えたくても、票を獲得するためにはそれを封印せざるを得ない状況でした。

一方で、幸福実現党は一貫して、即時原発再稼働の必要性を決然として訴えて戦いましたが、そうした姿勢は他の保守系候補者からも評価されました。

こうした幸福実現党の訴えが、少しずつ実を結び確実に世論を動かしていると実感しています。