新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、多くの皆さまに格別のご厚情を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。
本年も、ご支援ご支持の程、何卒宜しくお願い申し上げます。
2013年がスタートしました。
2013年はあらゆる面で、日本にとって2012年以上に重要な年になりそうです。
安倍政権の本格始動、世界経済の動向、様々な懸念事項がありますが、中でも、「国防」が一段とクローズアップされるのではないでしょうか。
日本と同様に、中国も新体制が始動します。
その新しい指導者の習近平氏は、12月27日、国連総会議長との会談で、平和的な外交を推進する姿勢を強調しています(※1)。
その実、習氏は、軍の部隊に対して「軍事闘争の準備を進めよう」と指示したとされ、習体制下の中国が既に「戦時体制」への移行を始めたとの指摘があります(※2)。
これは、私たち幸福実現党が予てから指摘してきた習氏の実像を如実に物語っています。
しかし、安倍首相は「村山談話の見直し」「尖閣諸島への公務員常駐」などの選挙での公約を見送り、「靖国参拝」に関して明言を避け、中国とは当面事を荒立てない戦術のようです。
保守と言われる自民党ですが、日中国交正常化以降、自民党政権は、中国共産党を全面支持し、台湾との国交を断絶し、尖閣諸島の日本帰属を曖昧にしたまま、中国の経済成長を支え、人民解放軍の近代化をも間接的に支えてきたようなものです。
こうした前科のある自民党が、安倍政権で肥大化した中国に対する従来の外交姿勢を転換できるかが、日本の将来を左右すると言っても過言ではありません。
2013年はそのためのキーポイントとなる年ともいえるのではないでしょうか。
「自分の国は自分で守る」という気概が本当にあるのかが試されています。
※1:12月27日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/world/news/121227/chn12122721280008-n1.htm
※2::12月20日ZAKZAK「石平のChina Watch」http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20121220/frn1212201820006-n1.htm