10月13日、中国で、チベット族の男性がまた焼身自殺しました(※1)。
こうしたチベット族による焼身自殺は相次いでおり、中国共産党政府への抗議とみられています。
チベットでは、中国による侵略以降、チベット仏教が徹底的に弾圧されており、自由な信仰が認められていません。
一方、同じく14日、ナイジェリアで武装集団がモスクで発砲し20以上が死亡したとのことです(※2)。
最近、ナイジェリアではイスラム過激派が、キリスト教の教会や同じイスラム教徒でも自らの方針に従わない人々にテロ攻撃を繰り返しています。
また、9月末にはバングラデシュで、イスラム教徒が仏教寺院などに放火や略奪を行う事件がありました。
こうした、宗教間や宗派間の対立は、世界で後を絶ちません。
こうした状況に関し、大川隆法総裁は、7月に行われた法話で、「世界は今、二つの問題を抱えています。一つは『神を信じない唯物論勢力』対『神を信じる国々』の力比べです。もう一つは、信じている者同士でも神の名が違うことによって千年、二千年の歴史を重ねている戦いに、終止符を打つという問題です」、「世界の人々は、もっと友好に生きることが可能です。そのためには、この世を超えた世界における神仏の心を信じることによって、一つになることが大事です」と述べています。
日本は、国際社会の中で宗教間や宗派間の対立にほとんど無関心でしたが、そうした対立を解消するためにもっと貢献しなくてはならないのではないでしょうか。
そのためには、宗教に関する理解が大切であり、大川総裁が説く教えは、たいへん示唆に富んでいます。
この大川総裁の法話が、13日に、東海・北陸地方の7県のTV地上波で放送されました。
世界の国々では、宗教指導者が説法する番組や、宗教団体の活動を紹介する番組が、当たり前のように放送されていますが、大川総裁の法話が日本国内のTV地上波で放送されたのは今回が初めてです。
日本は、宗教をタブー視する傾向が強いのですが、今回の放送を契機に、日本のマスコミも世界標準に近づく必要があるのではないでしょうか。
※1:10月14日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/world/news/121014/chn12101414240003-n1.htm
※2:同http://sankei.jp.msn.com/world/news/121014/mds12101421140003-n1.htm