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2012/10/04【第三次野田改造内閣への懸念】

10月1日、第三次野田改造内閣が発足しました。

政権延命を目的としたご都合主義人事の色合いが強いとの声もありますが、様々問題を抱える中国や韓国との関係の観点からも、幾つか気になる人事があります。

まず、内閣府の副大臣に任命された白真勲氏です。

同氏は、2003年に日本に帰化していますが、日本海の呼称変更や、外国人参政権の導入など、韓国人の立場での発言が目立ちます。

野田首相は、韓国との関係改善に配慮したのかもしれませんが、反日思想を持つ白氏は、内閣内にあって韓国政府の立場を代弁する可能性があります。

また、文部科学大臣に就任した田中真紀子氏にも懸念があります。

同氏は、中国と太いパイプがあるとされ、これも中国との関係改善を狙った人事とも受け取れます。

しかし、同氏はこれまでも、軽率な発言や判断で国益を損ねてきました。

例えば、田中氏は、北朝鮮の故金正日総書記の長男の金正男氏が、成田空港で、出入国管理法違反で拘束された際、北朝鮮による拉致被害者奪還の強力な外交カードになり得たにも関わらず、即、強制退去処分としました

また、田中氏は、教科書検定で保守系教科書について韓国の言い分を無批判に受け入れたり、台湾の李登輝氏の訪日を邪魔者扱いにしたり、チベットのダライラマ法王について「独立を目指している」と答えるなど、常に中韓よりの立場です。

更に、今回の改造人事では、対北朝鮮制裁強化の立場で、拉致被害者の家族会の信頼も厚い、松原仁前拉致問題担当相を、在任わずか9カ月で退任させています。

こうした、一見、中韓に融和的とも見える人事では、一層国難を引き寄せ国益を損ねてしまいます。

日中、日韓の将来の関係を見据えたのであれば、中韓が主張する歪曲された歴史観を鵜呑みにする人物ではなく、日中、日韓の正しい歴史に精通した人物を登用すべきではないでしょうか。