「野田首相は“財務省の操り人形”」
野田首相は、1月16日の党大会で「今、崖っぷちに立っているのは民主党ではない。日本と国民だ」と述べ、消費増税を含む「社会保障と税の一体改革」の実現に意欲を示しました(※)。
国民の不安を煽るような発言は、一国のリーダーとしての資質に疑問を抱かざるを得ませんが、なぜここまで野田首相は増税に固執するのでしょうか。
それは、野田首相が財務省の事務次官である勝氏の操り人形に過ぎないから、という指摘があります。
◇プレジデント紙(2011年10月31日号)によれば、「民主党内では、先の党代表選の第1回目の投票で野田氏が第2位につけることができたのは、勝氏ら財務官僚が『野田氏に入れてほしい。反消費税の小沢系の海江田万里はまずい』と民主党議員に働きかけたからと言われている。また野田氏は組閣に先立ち、勝氏に『いい人はいないか』と大臣候補について相談したぐらい勝氏に頼っている。」と、ある官邸関係者が述べているとのことです。
◇また、週刊ポスト紙(2011年10月7日号)によれば、財務省では若手官僚を中心に組織された100人規模の政界工作部隊やメディア工作部隊を構成しており、勝事務次官の直系とされる香川官房長の支持で政界やメディアを支配し、操作していると言われています。
実際、大手新聞社の全てが、「増税は仕方がない」「野党は野田政権に協力すべき」というトーンで統一され、野田首相の増税を後押ししています。更に、以前からこのブログでも書きましたが、消費税を10%に引き上げる段階で新聞を非課税品目にする裏取引が進んでいるという話もあります。
最近の各紙の世論調査では、「民意」は明らかに「消費税増税反対」にあります。しかし、このままでは財務官僚が誕生させた野田政権によって、民意を無視して消費税増税や「社会保障と税の一体改革」が進められてしまいます。
1月18日に発刊された「公開対談『国家社会主義への警鐘』」(幸福実現党刊 大川隆法著 http://p.tl/Aaee)によれば、野田政権の本質を「保守の顔した社会主義」と喝破されています。民主主義制度が無視され、政治・官僚・マスコミが一体となった「国家社会主義」が出現しつつある状況は、何としても食い止めねばなりません。
※:1月16日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20120116/k10015305741000.html