8/14、朝から報道番組では、前原氏、野田氏の民主党次期代表選候補者を取り上げていました。
前原氏の立候補白紙発言もあったはずですが、マスコミも前原氏の出馬含みの報道でした。原発の話題がなくなると、次の話題に移ったのでしょう。ああこれがまさに「出来レース」なのだと思いますが、その中で、面白い報道がありました。
「内閣は一体で責任を負う。菅政権の閣僚は共同正犯だ」と述べた西岡武夫参院議長は、まさしく“正論”であり、国民の正常な感覚に極めて近いと言えます。
そもそも、菅首相自身、鳩山前内閣の副首相であり、鳩山内閣迷走させた「共犯」でしたが、堂々と次の首相に座ってしまいました。
このように、民主党は、代々、国民の正常な感覚から外れた密室で首相選任を行っていることが、国民の感覚から離れた首相を生み出している原因となっています。
短期間で終わる総理が代々続いていますが、これは議院内閣制の問題点が噴出している姿だとも言えます。
「首相公選制」も含め、国民の意思を反映した首相の選び方について、国民的議論を深めていく時期が来ています。
以下に、関連記事を掲載します。
【“ポスト菅”野田&鹿野怒られた!参院議長が「出馬資格なし」】2011年8月13日 夕刊フジより
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110812/plt1108121547004-n1.htm
菅直人首相が掲げた退陣3条件の今国会成立が確定的となったことを受け、民主党各グループが代表選に向けた動きを加速させている。お盆明けの来週にも、有力候補は出馬会見などに臨む。
菅首相は再生エネルギー特別措置法案が成立する26日にも正式に退陣表明する予定。民主党執行部は28日に代表選を行い、31日までの今国会で新首相を選出する方針という。
「菅首相のきちんとした退陣表明を待って代表選の手続きに入る。なるべく早く新体制に移るために全力を尽くしたい」岡田克也幹事長は11日の記者会見でこう語った。
新代表は両院議員総会で党所属議員の投票により選出する方針だ。
現時点で、野田佳彦財務相(54)が出馬の意向を固め、鹿野道彦農水相(69)を支持するグループは来週、鹿野氏に出馬要請する方針。
馬淵澄夫前国交相(50)や小沢鋭仁元環境相(57)、樽床伸二元国対委員長(52)も意欲を示している。
こうしたなか、西岡武夫参院議長は11日、「内閣は一体で責任を負う。菅政権の閣僚は共同正犯だ」と述べ、現職閣僚である野田、鹿野両氏には出馬資格はないと厳しく言い放った。
代表選の帰趨を握る小沢一郎元代表や鳩山由紀夫前首相、前原誠司前外相の各グループは党内情勢を見極める方針で一致している。
引用、以上。