【中国版新幹線公開、特許侵害との指摘も】2011年6月27日 日本テレビより
中国の2大都市である北京と上海を結ぶ高速鉄道(中国版新幹線)が27日、30日に開業するのを前に外国メディアに公開された。
北京と上海の約1300キロを最短4時間48分で結ぶ高速鉄道の開業は、来月1日の中国共産党の創立90周年の前日にあたり、技術力を内外にアピールし
て国威発揚を図る狙いがある。約7000円に抑えた2等席から豪華な特別席まで用意されている。
中国版新幹線は、日本やドイツが技術を提供して造られたが、製造した中国企業がアメリカでの特許申請を進めているため、特許の侵害ではないかという指摘が出ている。
これに対し、中国鉄道省の幹部は「提携したアメリカの『ゼネラル・エレクトリック(GE)』社が特許申請に問題はないとしている」と反論した。
【中国:高速鉄道、米で特許申請検討―日本の技術がベースに】2011年6月23日 毎日より
23日付の中国英字紙「チャイナ・デーリー」は、中国の鉄道車両製造大手「中国南車」が高速鉄道用車両「CRH380A」の技術特許の米国での申請を検討していると報じた。
日本や欧州勢と受注を争う米国の高速鉄道整備計画への参入を有利に進める狙いがあるとみられるが、この車両は川崎重工業など日本の技術をベースに改良されており、特許を巡る紛争に発展する可能性もありそうだ。
「CRH380A」は北京と上海を結ぶ高速鉄道の主力車両の一つ。
同社幹部は、初期段階で日本の技術を導入したことを認めつつ、「時速380キロでもスムーズに走行できるように、台車や車両の先端部、車体の外板を改良し、1億元(約12億4000万円)以上を投入した」と説明した。
同社はこうした技術の特許申請を目指している模様で、既存の特許と比較するために米国の弁護士を雇ったという。
中国の高速鉄道を巡っては、鉄道省の元幹部が中国紙の取材に、独自の技術で最高時速を引き上げたわけではなく、汚職疑惑で2月に解任された劉志軍前鉄道相が安全性より「世界一」となることを優先して設定したと証言していた。
後任の盛光祖鉄道相は高速鉄道の最高時速を350キロから300キロに引き下げる方針を表明しており、北京-上海間の高速鉄道にも適用される。
引用、以上。
中国の2大都市の北京と上海を結ぶ中国版新幹線が開業しますが、その技術は日本も全面支援を行い、日本の新幹線技術がベースとなっています。
しかし、コピーが大得意の中国は、日本の新幹線技術を盗むのみならず、「新幹線は中国独自の技術」と開き直って、米国で特許申請を検討しています。
その狙いは、日本と欧州勢が受注を争う米国の高速鉄道計画に割って入ろうとすることにあります。
日本からODAと技術を奪えるだけ奪っておいて、日本経済を抜いたら、日本を軍事力で脅して属国化する――そうした中国政府の戦略を知らなくてはなりません。