【九州成長戦略アクションプランの策定について】(2010年12月28日 経済産業省九州経済産業局より)
オール九州の46の機関で構成する九州成長戦略アクションプラン策定委員会(事務局;九州経済産業局、九州経済連合会)は、平成22年8月から12月までの3回に及ぶ議論と九州7県における意見交換会を踏まえ、共通認識となる目標と成長の方向性に、実践する60のアクションを盛り込んだ「九州成長戦略アクションプラン」を策定しました。
アクションプランの対象期間は、2010年度から2012年度までの3ヶ年としています。
(1)ビジネス戦略……アジアをパートナーとして捉え、成長につなげる九州
⇒アジアの成長の成果を九州の雇用・所得増につなげる
・環黄海地域等の経済交流強化
・アジアビジネス戦略研究会
・海外展開支援体制
・グローバル産業人材育成
(2)環境・エネルギー戦略……アジアの環境・エネルギー等の課題を解決し、成長につなげる九州
⇒アジアの環境問題への対応(水質等)、アジアビジネスモデルの変革(システムで売るソリューションビジネス)
・ソーラーアイランド九州
・クリーンコールテクノロジー
・環黄海環境経済圏
・省エネルギーの総合的推進
(3)次世代産業戦略……最新鋭量産・もの作り拠点 を極めつつ、ソフト力を持つ九州
⇒地域を支える産業の強化、立地環境の改善、自動車等の次世代産業の競争力強化、設計・デザイン、システム等の開発力強化
・産業クラスター新展開(半導体、機能性食品、環境・リサイクル)
・次世代自動車研究会
(4)観光戦略……観光立国の実現に大きく貢献する九州
⇒九州一体・官民一体となった観光の推進、アジア等の外国人観光客の誘致、観光産業の振興
・九州アジア観光戦略特区
・第3次九州観光戦略
・海外からの誘客戦略
・交流人口拡大・観光産業振興
(5)農業・地域型産業戦……農業の成長産業化、ライフイノベーションを先導する九州
⇒農業等の6次産業化による新事業創出、農商工連携等を通じた農業・食品産業の成長産業化
・農業の成長産業化・6次産業化
・地域おこし会社
・医療・医療機器産業振興
・フード・健康アイランド九州
(6)中小企業強化戦……優れた経営力・技術力を持つ中小企業が集積した足腰が強い九州
⇒中小企業憲章を踏まえた創業・発展・経営革新・再生・事業継承の対応力の向上、技術力・知財力の向上
・中小企業のアジア展開
・経営力の強化・ 官民ネットワーク
・技術力アップと知財戦略
(7)地域幸福度が高い九州
⇒健康、長寿、高齢者支援や子育て環境の整備、コミュニティ力を生かしたまちづくり、SB・CBの振興
・ソーシャル・ビジネス(SB)振興
・コミュニティ・ビジネス(CB)振興