【2011年の最大の政治課題は?――東洋経済1000人意識調査】(10/12/27 東洋経済より)
小沢元代表との会談が決裂、たちあがれ日本との連立についても拒否された。菅内閣は来年、大変厳しい国会運営を迫られることは必至だ。その菅内閣が舵を取る日本だが、2011年の政治課題について聞いた。
2011年はどんな政治課題が最大のテーマ(争点)になるべきかを尋ねたところ、「景気・経済成長」「外交・安全保障」が上位となった。「消費税の税率引き上げ」が2%台となったのは意外な気もするが、まずは景気優先ということか。
1位…景気・経済成長 35.2%
2位…外交・安全保障 22.5%
3位…年金、医療、介護などの社会保障 11.0%
4位…民主党政権への信頼性 9.4%
5位…雇用や働き方 9.0%
6位…子育て・教育 3.6%
7位…消費税の税率引き上げ 2.9%
8位…政治とカネをめぐること 2.1%
以上、注目すべきは、従来、選挙の争点に上らなかった「外交・安全保障」が2位に入っていることです。
2010年は、尖閣諸島事件、普天間基地問題、北朝鮮の砲撃事件、民主党の弱腰外交等、外交・安全保障問題が大きく取りざたされました。
民主党の外交政策に対して不安を感じている人は実に88.7%。不安を感じていない6%を圧倒的に上回る結果になっています。
若者より高齢者、女性より男性、北海道や九州・沖縄で不安を感じている割合が高くなっています。