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2020/08/21【危惧されるバイデン氏の外交】

 米大統領選の各種報道を見ると、外交に関して、バイデン氏は米民主党の伝統に則り、国連やTPPなど多国間の枠組みを活用する戦略に戻るものとみられます。

 これは、よく言えば協調を重視するということですが、実際は米国の存在感を薄め相対的に中国の存在感を高めることになり心配です。
 

 仮にバイデン氏が大統領になれば、中国に対してトランプ大統領以上に強硬な姿勢を取ることは考えられず、最終的には米中の共存共栄を目指すのではないでしょうか。

 一見、平和的に見える融和や協調路線は、先のオバマ政権を見るまでもなく結局は中国の覇権を後押しすることになるのではないでしょうか。