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2020/07/17【課税よりも高貴なる義務が繁栄をもたらす】

 世界のミリオネア83名が、コロナ禍に対応するため自分たちに大幅な課税をするよう求める書簡を各国政府に送ったとのことです。

 こうした動きに対して、殊勝な心掛けと称する声がある一方で、風当たりが強まる富裕層のパフォーマンスに過ぎないとの見方もあるようです。

 では、自らに課税を求めることと、寄付や慈善事業を行うことには、どのような違いがあるのでしょうか。

 例えば、世界的な大富豪であるビル・ゲイツをはじめ、歴史上の名だたる富豪の方々は、自ら進んで財団を設立するなど慈善事業に多額の資産を充て社会に貢献するという、高貴なる義務を果たしてきました。

 一方、課税強化は国民の自由を縛る動きにつながります。

 行き過ぎた累進課税は、資産家を減らすとともに、未来の富豪の出現を妨げる圧力にもなり得ます。

 社会を豊かにするためには、どんどん富豪が出現し、経済的に世の中に貢献する必要があると考えます。