新型コロナウイルスの感染が広がり、感染者が出た店舗や医療福祉施設では、一時的な休業や閉鎖に追い込まれるところも少なくありません。
こうした中、ある中小企業の工場経営者は、工場の従業員に感染者が出た場合、どのように対応したらよいか分からず苦慮していると話していました。
もしも一人でも感染者が出たら、全従業員を自宅待機とする必要があるのか、仮に待機とした場合、最長の潜伏期間とされる14日間待機させなければならないのか、その場合、休業中の補償はどうなるのか等、疑問が次々に湧いてくるとのことです。
現実的には、感染者のみを休ませて操業を続けるしかないとのことでした。
今後、ウイルスの影響が強まれば、経営体力が弱い中小企業に対する経済的な支援の強化はもちろん必要なことですが、事業所に感染者が出た場合、経済面だけに留まらない支援の必要性が高まっているようにも感じられます。