安倍首相は国連総会で一般討論演説を行いました。
演説では、中東情勢や北朝鮮問題、それに国連改革などに言及したものの、中心は教育支援だったように感じられました。
確かに、途上国への教育支援は大切ですが、国連総会の場では他にもっと言及すべき問題があったように思います。
スウェーデンの少女ブレタさんに注目が集まっている中で、環境問題を取り上げてほしかったという声が多いようです。
しかし、日本が取り上げるべきは中国問題ではないでしょうか。
香港の自由が脅かされている問題、100万人ものウイグル人が弾圧されている問題、途上国が「債務の罠」に陥っている問題、それに南シナ海の問題も何ら解決されていません。
日本が中国の反発を恐れておもねったのであれば、それは「正義が失われている」ことに他ならないのではないでしょうか。