世界的なコロナ禍で、世界の食料供給体制が不安定化するとの指摘があります。

 今のところ、例えば主要な穀物である小麦の市場価格が高騰するような状況になっていませんが、コロナ禍が農作物の生産量を押し下げる要素であることに間違いはなく、第2波、第3波次第では、輸出国がいつ供給を自国優先にしてもおかしくはない状況です。
 

 そうした中、もう一つの要素として蝗害(こうがい)が心配されています。

 蝗害とはバッタにより植物が食い荒らされる被害のことで、今年は中東やアフリカ、南米、それにアジアにまで及んでいます。

 もしもこのまま蝗害が広がれば、世界的な食糧危機が一気に押し寄せる可能性があります。
 

 そうした事態にもかかわらず、日本の小麦備蓄量は需要量の2ヶ月分余りしかありません。

 我が国は、小麦のほとんどを輸入に頼っていますが、今から小麦を大量に買い付けることは世界的な混乱を助長しかねないので、何とか国内で賄わなければなりません。

 そこで注目されるのが、同じ主食であり需要のほとんどを国産で賄っている米です。

 しかし、米の今年の作付け量は例年並みか減少傾向であり、需要量約700万トンに対して政府備蓄米は100万トン程度しかありません。
 

 コロナ禍が明らかになった時点で、米の作付け量を増やすなど、食糧安全保障を強化すべきだったのではないでしょうか。
 

 かつて、日本の食糧自給率の低さがTPP参加に反対するために利用されたことがありましたが、今こそ真の意味で食糧自給率を高める必要があると考えます。


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