11月
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2018/11/15【労働者不足を解消するために】

 NHKが12日に公表した世論調査の結果で少し疑問を感じることがありました。

 今国会で外国人材の受け入れを拡大するための法案が審議入りしましたが、これに関連したNHKの調査結果で「深刻な人手不足を補うため、外国人材の受け入れを拡大することについて、賛成が27%、反対が30%、どちらともいえないが36%でした」とありました(※)。
 

 
 しかし、この調査で「反対」と答えた人の中には、「移民であろうとなかろうと、外国人労働者の受け入れは反対」という人と、「移民を受け入れるべきだが、外国人を単に労働者として受け入れることには反対」という人がいるのではないでしょうか。

 これは、「賛成」と答えた人についても同様のことが言えるはずです。
 

 つまり、「外国人材の受け入れ拡大に賛成=移民賛成」という訳ではなく、「外国人材の受け入れ拡大に反対=移民反対」という訳でもないということです。
 

 人口減少による様々な弊害が顕在化してきている我が国ですが、労働者不足に対応する為、外国人材の受け入れを決めた政府の方針はある意味で正しいと言えます。

 しかし、今後も安定的に労働者を供給する為に増やすべきは日本国民であり、移民として外国人を受け入れることも視野に入れなくてはなりません。

 そして、外国人を受け入れる際には様々な懸念があることは事実ですが、例えば、国別受け入れ枠の設定、日本国への忠誠、日本人としての教育などを徹底することで、懸念の多くを払拭できるのではないでしょうか。
 

 ※:11月12日付NHKニュースhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20181112/k10011707921000.html