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2014/05/13【原発再稼動の遅れが日本経済を圧迫する】

原発の再稼動に反対する人の中には、反対する理由として、「現に原発無しでも問題無く経済活動を行えているから」ということを上げる人がいます。

しかし、その理由は本当に正しいのでしょうか。

このほど、昨年度の日本の経常収支が明らかになり7,899億円の黒字となりましたが、その黒字幅は昭和60年度以降で最少となりました(※)。

黒字幅が縮小した要因は、長引く原発の停止で発電用の化石燃料の輸入が増えたところに円安が重なったこと、中国などからの太陽光発電用の電池の輸入が増えたことなどが上げられます。

私は、輸入が増えることは必ずしも悪いことだと思いません。

豊かな日本が、途上国などからものを買ってあげれば、その分、それらの国を豊かにしてあげられますし、日本国民も安くものを買えるメリットがあるからです。

しかし、現在の輸入超過は、原発の停止で本来は払わなくてもいい燃料費を払っている側面があるので問題です。

しかも、原発を再稼働できない日本は、足元を見られ、国際相場よりも割高な値段で輸入しているのです。

更に、原発の停止で再生可能エネルギーに注目が集まっていますが、太陽光発電が増えたとしても、発電量は原発には遠く及びませんし、設備の大部分を日本の技術に頼る原発に対して、太陽光発電設備を調達する際は、安価な中国製などの外国製が幅を利かせている状況です。

このまま、経常収支が縮小して赤字に転落すれば、国債の利回りに影響するとの考えもあります。

また、化石燃料調達コストの増加から更なる電気料金の値上げも予想され、消費税増税と合わせてダブルパンチです。

日本経済に与える影響という観点からは、やはり原発の再稼動が不可欠と言うことが分かります。

※:5月12日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140512/k10014372211000.html