「弱者の視点に立って」、「一人ひとりの心に寄り添って」、「絆を大切に」などと、優しさやたいたわりの気持ちを掲げている政治家はたくさんいます。
しかし、優しさやいたわりの心がどの程度本物なのか、困難の中にあってもリーダーとして最後まで助けてくれるのかということは、長い間接してみなければ、見極めることはなかなか難しいものです。
そこで、参考になるのが対象となる人物の実績や経験です。
例えば、幸福実現党栃木県本部幹事長兼宇都宮市地区代表の阿久津秀昭(あくつひであき)さんという方がいます。
阿久津さんは、産業政策、取り分け税制について詳しい経済分野の逸材ですが、高齢のご両親を長きに渡り在宅で介護した経験があります。
同じような経験をされた方なら分かると思いますが、在宅の介護はたいへんな苦労を伴うものです。
食事や排せつの世話だけでなく、リハビリや各種手続きなど、介護者がやらなければならないことは多々あります。
よって何よりも重要なのが介護する側自身の心身のケアです。
仕事が終わって帰宅した後も、介護で忙しく動き回らなければなりません。
もちろん、介護される側の喜ぶ姿が支えになるものですが、なかなか心が休まらないのも事実です。
ですから、一般的には、介護施設に預けることは選択肢の一つであり、その選択は尊重されるべきものです。
しかし、阿久津さんがそれを選択せずに、ご両親を在宅で介護し続けたということは、その優しさやいたわりの心が本物であり、芯が強いことを物語っているのではないでしょうか。
それは、現代では忘れ去られつつある、忠孝の精神にも通じるものです。
どうすれば地域の未来が豊かになるのかを知っていると同時に、介護を通じて社会福祉の大切さも知っている阿久津さんのような方こそ、今の時代の政治リーダーに相応しいのではないでしょうか。