11月6日は米中間選挙の投票日です。
上院ではトランプ大統領の共和党が過半数を維持し、下院では民主党が過半数を奪還する見通しとのことですが、下院では共和党が激しく追い上げており、共和党が過半数を維持する可能性もあるとのことです。
報道では、トランプ大統領の政治姿勢が批判的に報じられることが多く、そうしたメディアからは、一部の熱狂的な支持者を除いて、大半の米国民がトランプ大統領を支持していない印象を受けます。
しかし、選挙戦を見る限り、トランプ大統領の支持者はもっと多いようです。
大統領就任当初は、我がままで思慮に欠けると身内の共和党内からも見られていましたが、トランプ大統領の政策は時が進むにつれ次々に支持が集まっています。
例えば、移民政策については、トランプ大統領は移民に不寛容とされてきましたが、よくよく見てみると、大統領は「移民」に反対している訳ではなく、「不法移民」に反対していることが分かります。
不法移民は、麻薬の問題など犯罪の温床になっていることが事実であり、何らかの対策を講じなければならないことは明白です。
法治国家である以上、法を守ることは当たり前のことですから、トランプ大統領が支持されるのも頷けます。
1つの事柄を報道するにしても、どこに焦点を当てるかによって、受け取る側の印象が180度異なる場合があります。
トランプ大統領が次々に繰り出す一見過激な政策も、冷静に見れば単に「選挙目当て」という言葉では片づけられない筋の通った理由があります。
トランプ大統領に批判的な米国メディアは、その理由を報道せずに単に批判的しているのであれば、フェイクニュースと言われても仕方がないのではないでしょうか。