米軍のシリア攻撃でかき消された感のある米中首脳会談ですが、トランプ大統領は習近平主席に対し、北朝鮮問題や貿易不均衡の問題だけでなく、言うべきことはキチンと言った模様です。
言うべきこととは、南シナ海の問題と人権問題です。
中でも、人工島の要塞化など南シナ海の問題では、トランプ大統領は、国際法の順守だけでなく、南シナ海を軍事拠点化しないという習主席が当時のオバマ大統領に語った言葉を守るよう迫ったと伝えられています。
これらについて、中国側の反応は伝えられていませんが、トランプ大統領は、中国側の顔色を伺って話題を選んでいた感のあるオバマ氏との違いが際立ちます。
大統領選挙中は、「アメリカファースト」を掲げ、「米国は世界の警察官にはならない」と言っていたトランプ大統領ですが、シリアへの攻撃といい、世界の警察官としての強い米国が戻りつつあるように感じるのは私だけではないはずです。
近年多発している国際的紛争に歯止めをかける意味でも、米国には世界の警察官であってほしいと思いますし、日本も世界の警察官をサポートする体制を整えるべきではないでしょうか。