トランプ大統領が米連邦議会で初めの施政方針演説を行いました。
トランプ氏の演説にしてはもっとも大統領らしい演説だったとの評もありますが、演説の中身では1兆ドルものインフラ投資に言及したことが驚きをもって伝えられています。
私としては、もう一つ、国防費の増額に言及したことに注目しています。
演説に先立ち、トランプ政権は、2018年度の国防費を1割増やし、約6千億ドルとする方針を示しています。
国防費増額の財源は、環境分野や国際援助などの他の予算を減額することで賄う方針と見られています。
また、景気刺激策などにより歳入面での増分を充てることを見込んでいるとも言われています。
強い米国を取り戻すことは、同盟国である日本にとってもプラスですが、日本としても防衛費を大幅に増額し、必要な防衛力を整備すべきではないでしょうか。
幸福実現党が主張するように、日本の防衛費を現在の2倍程度に増額すべきと考えます。
防衛費を2倍にすると対GDP比で2%程度となりますが、この数値はようやく他の主要国と同じ水準です。
財源の確保はトランプ政権を参考にしてもよいと思いますが、他に、国防債を発行する手もあります。
経済成長とともに軍備を急速に拡大し続けている中国に対し、日本の防衛費は、安倍政権下でようやく微増となりましたが、中長期的には横ばいか実質的に減っています。
このままでは必要な抑止力を確保できなくなる恐れがあるので、日本の防衛力整備も急ぐ必要があります。