オーストラリアのラッド元首相が、次期国連事務総長選に立候補する意欲を見せているとのことです(※)。
現在の潘基文事務総長の任期は今年末で終わりますが、現時点で様々な人物の立候補が取り沙汰されており、ラッドはそのうちの1人です。
現在の潘氏は、事務総長としての指導力に疑問が持たれている上に、公平さに書く発言を繰り返すなど、史上最も評判が良くない事務総長との声も聞こえます。
特に歴史認識について、自国である韓国と、中国の肩を持つような姿勢は、私たち日本人からすれば目に余るものがありました。
ですから、次期事務総長には公正公平な人物が就任することが望まれます。
しかし、このラッド氏は、中国語が話せるなど、親中として知られる人物です。
もしも、こうした人物が中国の後押しを受けて、事務総長に就任するようなことがあれば、国連の運営が捻じ曲げられてしまう懸念があります。
次期事務総長候補として名前が挙がっている人物の中には、他にも中国と特別な関係が指摘されている人物がいます。
もともと、国連事務総長は、常任理事国以外の出身者から選出することが慣例となっていますが、これは、大国の利害を排除することが目的であったはずです。
中国が、国連を利用して自国の利益の最大化を図ることに傾注するのであれば、中国の常任理事国と言う立場を見直すべきではないでしょうか。
※:7月18日付産経新聞http://www.sankei.com/world/news/160718/wor1607180010-n1.html