私も大好きな落語家の桂歌丸さん79歳が、人気演芸番組「笑点」の司会を、5月の放送を最後に引退すると発表しました(※)。
残念な発表でしたが、最近は体調を崩して入院することもあった歌丸師匠だけに、少し体を休めながら末永くご活躍を続けられることを願いたいと思います。
それにしても、79歳の現在も第一線で活躍する歌丸師匠は、高齢化社会の課題を解決する上で、一つのお手本とも言えるのではないでしょうか。
一方、自民党政権が、ある意味で合法的な選挙買収のごとく長年積み上げてきた日本の借金1千兆円は、福祉政策を抜本的に見直さなければ、ますます膨れ上がることになります。
ですから、福祉予算を削減する一つの方策として注目されているのが、幸福実現党も掲げている生涯現役という考え方です。
「長年、会社で忙しく働いてきたので、定年後は悠々自適に生活したい」とい考え方も人生の一つの選択肢として理解できますが、「定年後も年金に頼ることなく社会に貢献しながら対価を得て自活する」という考え方があってもいいのではないでしょうか。
現在の福祉政策は、見方によっては、「とにかく税金で予算を付けて高齢者を老人ホームに入れる」というように見えなくもありません。
こうした考え方では、現役世代の負担が大きくなりすぎ、社会全体の停滞にも繋がってしまいます。
幸福実現党は、景気回復に伴う雇用増加を前提に、高齢者向けの仕事を増やし、75歳ぐらいまで生きがいを持って働き続けられるような仕事を創り出す、つまりジョブクリエイション社会を目指しています。
こうした社会が実現し、何らかの生きがいをもって生活している高齢者は、健康寿命も長くなるのではないでしょか。
※:4月30日付日テレニュース24 http://www.news24.jp/articles/2016/04/30/08329067.html