日米韓の首脳会談がオランダで開催されました。
主な議題は、北朝鮮などを念頭に北東アジアの安全保障についてだったとのことですが、会談に先立つ記者会見では、安倍首相に対する韓国の朴大統領の不遜な態度が気になりました(※1)。
北朝鮮への対処という観点では、日本以上に韓国にとって安全保障上の大きな課題であり、日米による支援が重要であるにかかわらず、体面に捕らわれている朴大統領に危うさを感じます。
一方、北朝鮮は、今回の首脳会談の開催時刻に合わせて、日本海に向けて弾道ミサイルを2発発射しました。
発射されたのは、日本列島の大部分を射程に収める中距離弾道ミサイル「ノドン」と見られ、今回は移動式の発射台から発射されたようです(※2)。
北朝鮮は、3月に入って米韓軍事演習に合わせるなどして比較的短射程の弾道弾を複数発射していますが、これを韓国に向けての牽制と見ると、今回のノドンの発射は、主に日本に向けての牽制とも見て取れます。
先に開催された北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの両親とめぐみさんの娘さんとの面会で、北朝鮮は態度を軟化させているように見えますが、今回のミサイル発射で力による威嚇の手も弛めていないことが分かります。
日本は、拉致問題の解決を果たすまでは、制裁を緩和すべきではありません。
同時に、核やミサイルの開発を牽制する意味で、やはり日本は敵地先制攻撃能力の保有を目指すべきではないでしょうか。
※1:3月26日付読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20140326-OYT1T00490.htm?from=main9
※2:同http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140326-OYT1T00118.htm
参考:公開霊言抜粋レポート「告げ口外交の舞台裏 慰安婦問題は朴槿惠大統領の金策だった」http://the-liberty.com/article.php?item_id=7510