本日、西宮市において、「日本の安全保障を考える講演会」を開催しました。
拓殖大学客員教授であり、沖縄国際大学講師であられる元・海上自衛官の惠隆之介教授をお招きしての開催となりました。
惠教授の訴えられる「現代に武士道精神の復活を!」というテーマに非常に感動致しました。
今、新聞やテレビなどの報道を観ました時に感じますことは、戦後65年経った今も、まだ、多くの方々が、敗戦のトラウマといわれるべきものの中にあるのではないかということです。
家庭において、家を守り、家族を守ることが、当たり前であるように、日本国民である私たちにとって、この日本の国を守ったり、安全を考えるということは、本当にどこの国にでもある、当たり前のことです。
この当たり前のことが、普段、日常考えられていないということが、まさに、この敗戦のトラウマに支配されている状況ではないかと思います。
日本の国外に目を見渡してみますと、台湾、フィリピン、ベトナムでは、すでに軍事的緊張が走っており、「『南シナ海』という名前だと中国にとられてしまうから変えよう」と言い出していることが、報じられています。
去る6月8日から9日にかけて、過去最大規模となる中国海軍艦船 計11隻が東シナ海から宮古海峡を南下、西太平洋上で遠洋訓練を行ないました。
まさに「現代の黒船」が日本に押し寄せているわけですが、それに対して、外務省は「公海上の事案となるため、問題ない」と抗議を行わない方針です。日本政府の外交・国防は完全に機能不全に陥っています。
現代は、まさに幕末と酷似しています。黒船来襲に対して、無能化した幕府は判断能力を失い、右往左往するのみで、「国難到来」の警鐘を鳴らして全国を駆け巡ったのは僅かな数の維新の志士達に過ぎませんでした。
本日の、惠先生のご講演を聴かせていただいて、本当に日本がこれからどうしたらいいのか、
真のリーダー像とは何であるのか、
そして、今のこの憲法で日本が守れるのか、
そのようなことを、深く深く考えさせていただきました。
講演会後に惠教授と食べたかに雑炊です。
(雅シェフ特製です。かにをほじってくれたのはサリーちゃんです。雅さん&サリーちゃんは藤川さん。内輪ネタでした・・・。)
プロの味、うまかったです!