【韓国軍、北侵入特殊作戦機を導入へ】2011年6月28日 産経より
朝鮮半島有事の際、北朝鮮の核施設やミサイル基地などに天候や昼夜の別なく特殊部隊を極秘侵入させることができる輸送機の配備を、韓国軍が進めていることが分かった。
28日付の韓国紙、朝鮮日報が伝えた。早ければ2014年から実戦投入が可能になる。
現在、韓国には特殊作戦用航空機はなく、米軍に依存している。
韓国軍筋は同紙に「北朝鮮の非対称戦力増強に備え、韓国軍独自の対北侵入能力を強化する必要がある」としている。
引用、以上。
現在、韓国と北朝鮮は「休戦」状態にあり、情勢の変化があれば、いつでも再開戦する可能性があります。
敵地侵入は、元々、北朝鮮の得意分野であったのですが、韓国も真剣に敵地侵入能力を得ようと努力しています。
韓国が北朝鮮への侵入攻撃を準備しているのは、金正日の後継者である金正恩の指導者としての能力が疑問視されているからであり、金正日と金正恩を特殊部隊によって秘密裡に暗殺できれば、半島を統一できる足がかりができるからです。
私たち日本人は、隣国である韓国が休戦はしているものの、戦争状態が継続していることをよく理解していません。
しかし、昨年起こった韓国海軍哨戒艦「天安」撃沈事件や延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件など、北朝鮮による一連の事件は、朝鮮戦争が休戦状態にあり、何時でも戦争が再開戦する可能性があることを示しています。
日本は、朝鮮半島の緊迫した情勢をもっと理解すべきであり、「朝鮮戦争」が再開戦した場合、日本の安全保障に多大な影響が生じることは避けられず、早急に様々なシミュレーションに基づく対処を検討すべきです。