3月
14

2013/03/14【新型哨戒機P-1のもたらす効果は大きい】

中国の全人代で、3月14日、習近平氏を国家主席に選出しました。 これで習氏は、党、軍、国家の3つの権力を掌握したことになり、習近平体制が正式にスタートしたと言えます。 習氏は、「中華民族の偉大な復興」を掲げており、今後も経済力と軍事力を背景に覇権的な動きを強めていくと見られ、日本の尖閣諸島をはじめとする東シナ海や南シナ海での海上権益の確保に向けて圧力を強めてくると予想されます。 そんな中、新型の哨…

3月
14

2013/03/14【景気回復を実感できるように】

アベノミクスの効果か、今年の春闘では、ボーナスを増額する企業ばかりではなく、ベースアップを確保する企業も表れています(※)。 アベノミクスを批判する声の中に、最近の円高による株価上昇は庶民の懐に影響は無く、むしろ物価上昇ばかり先行して収入が増えないので生活はますます苦しくなるとの危惧があります。 確かに、アベノミクスの効果が表れて経済が上向き、国民の生活にそのリターンが表れるまでは時間がかかります…

3月
13

2013/03/13【台湾を指名献花の対象に加えたことは当然の対応】

3月11日に行われた政府主催の東日本大震災2周年追悼式に、中国と韓国は出席しませんでした。 中国が出席しなかった理由は、追悼式の「指名献花」の対象に、台湾を加えたことに抗議してのことと見られています(※)。 そもそも指名献花は、国や団体の名前を読み上げるもので、対象として国に限ったものではありません。 日本は、震災に当たって台湾から多くの支援を受けており、海外からの義援金としては突出して台湾から多…

3月
10

2013/03/10【民意を正確に反映するには中選挙区制に戻すべき】

自民党の石破幹事長は、3月9日に行われた講演で、「去年の衆院選でボロ勝ちしたが、頂いた得票は43%でしかない」と語ったとのことです(※)。 衆院選で大勝し政権に返り咲いた自民党ですが、7月の参院選に向けて党内を戒める意味があったようです。 しかし、これが現在の小選挙区制度のデメリットの一つなのです。 去年の衆院選では、300の小選挙区で、投票総数の約56%に当たる3730万票がいわゆる死に票になり…

3月
10

2013/03/10【福島の原発事故で住民にガンが増えることは無い】

間もなく東日本大震災から丸2年を迎えようとしています。 地震や津波により直接被害を受けた方ばかりでなく、福島第一原発の事故の影響で避難を余儀なくされた方など、未だに出口の見えない不安にさいなまれている方が大勢いらっしゃいます。 特に、避難地域でなくても、放射による汚染が心配で、地元に帰りたくても帰れない人はたいへん気の毒です。 こうした心配の背景には、先の民主党政権による科学的な根拠に基づかない強…

3月
09

2013/03/09【緊迫の度合いを増す朝鮮半島】

国連安全保障理事会は、3月7日、北朝鮮による3度目の核実験を受けて、北朝鮮に対する制裁を大幅に強化する決議案を全会一致で採択しました(※1)。 米国は、「(この制裁は)強力で広範なもの」としていますが、北朝鮮の強力な後ろ盾である中国が、実際にどの程度、実効性のある制裁を実施するかがカギとなります。 今回の国連での制裁決議採択を前にして北朝鮮は、朝鮮戦争の休戦協定を白紙化するという声明を発表していま…

3月
08

2013/03/08【覚悟が平和を守る】

産経新聞によると、先の民主党の野田政権時に、沖縄県の尖閣諸島の国有化後、周辺海域で挑発を繰り返す中国海軍艦艇への対処について、当時の岡田副総裁が中心となって、海上自衛艦が中国海軍の艦艇を警戒する際に15海里もの距離を取るともに、中国側が近づくと後退するよう命じていたほか、領海侵犯の恐れがあっても先回りして警戒するのを禁じていたとのことです。 この報道内容を、当の岡田氏は否定していますが、もしこの報…

3月
06

2013/03/06【日本は防衛力の抜本的な強化を】

中国政府は、全国人民代表大会の開催に合わせて2013年の軍事予算を発表し、その額は前年比で約10%増の約11兆円とのことです。 中国の軍事予算は、ここ10年以上、毎年約10%の高い伸びを示しており、その額は日本の約2.4倍とアジア諸国の中では突出しています。 しかも、この数値の中には、兵器の開発費や、外国からの兵器の購入費などが含まれていないとの指摘もあり、実際の額はこの2倍の額と見方もあります。…

3月
04

2013/03/04【武器輸出三原則は、早急に見直しを行うべきです】

今回、自衛隊の次期戦闘機であるF-35の導入に当たって、日本企業がその製造に参画できるか否かが一つの焦点でしたが、政府が、F-35については武器輸出三原則の例外とすることを決めたため、参画の条件が整いました(※)。 現代の兵器は、一国で開発するには膨大がコストがかかる場合が多々あります。 特に、戦闘機はその最たるものであり、日本が高水準の戦闘機製造技術を維持し、将来に渡って必要な抑止力を維持するた…

3月
03

2013/03/03【在日米軍との絆を深めるために】

沖縄県の普天間基地で、一般住民を対象にしたオスプレイの見学会が開催されました(※1)。 今回の見学会で米軍は、パイロットと通訳付きで話し機会を設けるなど、オスプレイ配備への理解を得るために異例の対応を取っているようです。 沖縄県では、左翼マスコミによる刷り込みを割り引いたとしても、在日米軍基地に反対する根強い声があります。 確かに、沖縄県の人の中には、米軍により一定の不利益をこうむっている人がいる…