2月
04

2017/02/04【長時間労働是正が行き過ぎるとどうなるか】

 安倍首相は、国会で行われる質疑に関して、事前の野党側からの質問通告が遅くならないように求めました(※)。  質問通告は質疑応答が円滑に行われるよう質問者から質問内容を事前に政府側に通告するものですが、これが遅れると答弁を準備する政府側のスタッフの負担が大きく、現在議論となっている長時間労働の是正に向けた動きにも反するというのが首相の趣旨のようです。  野党側としては、通告をギリギリまで遅らせて政…

2月
03

2017/02/03【マティス国防長官は“狂犬”とは本当か?】

 米国のマティス国防長官が訪日し、安倍首相を表敬訪問するとともに稲田防衛相と会談します。  トランプ氏が選挙中に在日米軍の駐留経費負担の見直しについて言及し、日米同盟の不安定化が懸念されましたが、マティス氏の訪日で、日米同盟の重要性と米軍が引き続きアジアの安全保障に関与することを確認するものと思われます。  各マスコミからは、トランプ政権の強硬姿勢を印象づけるかのように、マティス氏の異名が「狂犬」…

2月
02

2017/02/02【円安誘導の批判は当たっている!?】

 日本の政治は、連日、トランプ大統領の発言に振り回されているように見えます。 今回も、トランプ氏は、日本が為替を操作して円安に誘導しているとして批判しています。  これに対して安倍首相は国会で、「金融政策は物価安定目標を実現するためのものであり、批判はあたらない」と反論しました。  確かに、金融緩和により投資や消費が活性化すれば、デフレから抜け出し経済の好循環に繋がります。 しかし、日本の現在の状…

2月
01

2017/02/01【安倍首相はどこまで国益を確保できるのか】

 トランプ大統領は、日米の貿易不均衡を問題視しており、中でも自動車がやり玉に上がっています。  トランプ氏は、日本の自動車市場について何を参入障壁と考えているのか不明ですが、既に、日本からの輸出には2.5%の関税がかかる一方で、米国からの輸入には関税がかからないため、実際は米側が優遇されているとも言えます。  しかし、日本独自の車検制度や、同じく日本独自の軽自動車の規格などが、米国製の自動車の販売…

1月
31

2017/01/31【政治は結果が全て】

 トランプ大統領による中東など一部の国からの入国を一時的に禁止する大統領令が問題となっています。 特にイスラム教徒を排斥するものだとして国外から批判の声が上がっており、トランプ氏を擁護する外国の声は少数派のようです。  これに対しフィリピンのドゥテルテ大統領は、「国を守る政策なのであれば理解する」とトランプ氏を擁護する姿勢を示しています(※)。 強硬な麻薬取締を、米国のオバマ前大統領など国際社会か…

1月
30

2017/01/30【トランプ大統領は単なる“我がまま”爺さんなのか?】

 トランプ大統領は、就任1週間余りで、TPPからの撤退、一部のイスラム教徒の入国凍結、メキシコ国境での壁の建設など、矢継ぎ早に大統領令に証明し、選挙中の公約と言える政策を実行に移しています。  前のオバマ政権からのあまりに大きな政策の転換に、関係国は振り回されているように見え、次はどの大統領令にサインするのかとヤキモキさせています。  特に、地球温暖化対策として世界各国がようやく成立にこぎつけたパ…

1月
29

2017/01/29【国民に“そんなに働くな”という政府とは】

 政府は、時間外労働の上限について、年間で720時間(月平均60時間)とし、繁忙期など月間で最大100時間とすることで調整に入りました(※)。 現在の法律では、労使間で合意すれば、事実上、際限なく時間外労働が可能ですが、法律が改定されれば、上限を超えた場合、罰則が適用されることになります。  確かに、過労死など行き過ぎた時間外労働には歯止めが必要です。 また、労働時間の短縮に取り組むことで、生産性…

1月
28

2017/01/28【“実験”や“訓練”だけでなく“攻撃”を想定しなくていいのか】

 政府は、北朝鮮による弾道ミサイルの発射を想定した初めての避難訓練、今年3月に秋田県内で行うと発表しました(※)。  北朝鮮は、昨年も複数の弾道ミサイル発射を繰り返しており、日本の排他的経済水域内に着弾したミサイルも確認されています。 また、最近も新たな大陸間弾道ミサイルと思われる発射装置が展開している様子が確認されており、発射が近いとの観測も流れています。  こうした中で、今回の避難訓練の実施は…

1月
27

2017/01/27【そろそろアベノミクスの評価を】

 日経平均株価が1万9千円を超え年初以来の高値水準となっています。 これは、ニューヨーク市場の株価が初めて2万ドルを超えた流れを受けたもので、いわゆる「トランプノミクス」への期待感が後押ししています。  財政出動・金融緩和・成長戦略を柱とするアベノミクスは、消費増税を断行したため、アクセルとブレーキを同時に踏んだ状態となり低迷が続いています。 そのアベノミクスはかろうじて株高に支えられている面があ…

1月
26

2017/01/26【宇宙空間の防衛能力強化を】

 防衛省の通信衛星が、H2Aロケット32号機により打ち上げられ、軌道投入に成功し、「きらめき2号」と命名されました。 きらめき2号は、防衛省はじめての独自で運用する衛星で、陸海空の3自衛隊が同一のネットワークを介して、より広範囲に大容量の通信を可能とするものです。  米国が開発した「リンク16」と呼ばれる戦術データの共有方式に代表されるように、現代の戦争は、部隊間または個々の航空機・艦船・車両など…