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2018/07/04【北の無血開城を実現するプロセス】

 北朝鮮の金正恩委員長は、先の米朝首脳会談で事実上の白旗を揚げ、北朝鮮の無血開城を決断したと判断できます(※)。

 それを受けてトランプ大統領が、金委員長をほめたことを批判する米メディアもあります。 

 しかし、アラブの春などで明らかになったように、独裁政権崩壊後の処理は一筋縄ではいかず、混乱を生むことがあり、敗戦処理はその独裁者に委ねたほうがうまくいく可能性があります。
 

 北朝鮮もその例に漏れず、金委員長が北朝鮮の無血開城を決意したとしても、金委員長が政権の座からいなくなれば、強大な力を持つ軍部が暴走しかねません。

 そこで、今後、トランプ政権は、金委員長をトップに据えたまま、北朝鮮国内向けに金委員長に花を持たせつつ、非核化や開国を進めることになるはずです。

 その過程で、米国が北朝鮮に主導権を握られたように見えることもあるでしょうが、最終的に非核化や開国が実現できれば、その過程は是とされます。
 

 ですから、日本も米国の支援に回って対応する必要もあると考えます。

 武士道精神では、一旦、白旗を揚げた者を、完膚なきまで叩きのめすようなことはしないものです。

 ですから、金委員長やそのブレーンたる金与正氏が、国や国民のために改革を決意したのであれば、その支援に回ることは何らおかしなことではありません。

 こうした無血開城の実現に向けて各国も努力すべきではないでしょうか。

 幸福の科学の大川隆法総裁が、日本の国防強化の必要性と共に迫り続けてきた北朝鮮の無血開城がまさに実現しつつあります。

 ※:6月17日付幸福実現党ニュースhttps://info.hr-party.jp/files/2018/06/22132904/f86ry15w.pdf

 【参考】:The Liberty Web「幸福実現党 党首 釈量子の志士奮迅 第70回」https://the-liberty.com/article.php?item_id=14583